columnコラム

2018.10.31

事業計画策定の際の「かね」の考え方 その1

 

開業の事業計画を策定は、「ひと」「もの」「かね」の3要素で

検討していくことになります。

前回の「事業計画策定の際の支出項目をまとめる」で院長の

希望する通りにした場合の開業時に必要な「A支出額」と

開業後継続的に必要な「B支出額」を算定することが出来たので、

次はいよいよ「かね」についてです。

ここからが本当の意味での事業計画策定かもしれません。

理想と現実との折り合いをつけ、かつ、リスクをどの程度見込むか・・・

 

さて、「かね」とはどうやって資金を工面するかということなのですが、

「かね」には開業するための「開業資金」と開業後の「収入」

という2種類があります。

さらに「開業資金」は調達方法によって以下の3つに分類され、

それぞれ使途によって使い分けていきます。

 

①現金

②借入金

③リース

 

1②の借入金は使途によって以下の2つに分類されます。

 

「A支出額」・・・「設備資金」  →  「長期で返済」 →「長期借入金」

[B支出額」・・・「運転資金」  →  「短期で返済」  →「短期借入金」

一般的な支出額別の資金調達方法を表にまとめると以下のようになります

 

「収入」は診療によって得る「かね」ですので、

これで「B支出額」を賄っていくことになります。

「かね」について、ここまでをまとめると・・・

「開業資金」を現金以外で調達した場合、「収入」で賄う必要があるのは

「A支出額」と「B支出額」の両方になります。

つまり、「開業資金」として金融機関から思った以上の融資が受けられたとしても、

それらの返済は「収入」で賄っていくことになりますので、

不動産担保等があるからといって必要以上の融資を受けてしまうと

返済ができなくなるということに注意が必要です。

 

次回は、これまでのお話を踏まえて具体的な検討についてです。