columnコラム

2020.01.08

承継開業とメンター制について

 

医療機関の事業承継のうち、診療所を勤務医の方が承継する、いわゆる承継開業の場合、

 

診療面と経営面の両方を引き継ぐことになります。

 

 

診療面に関しては同じ診療科であれば引継ぎに多くの時間は要しません、もちろん診療スタイルは

 

異なっていても診療そのものについてのベースは同一だからです。

 

 

問題は経営面の引継ぎです。

 

承継後、限られた期間で経営面全てを引き継ぐことは不可能なので

 

通常は、重要事項についての引継ぎだけで時間切れとなります。

 

 

引継ぎ後、不明な事項についてはご自身で勉強しながら慣れていくしかありません。

 

一般的な経営面の疑問点は顧問税理士等と相談しながら解決することが可能ですが

 

その診療所特有の事項については頭を悩ますことになります。

 

 

スタッフも引継いでいる場合、手元には採用時の履歴書しかなく、人柄については

 

口頭での申し送り程度しかない状況下で、意図せずスタッフ間の派閥争いに巻き込まれることも多々あります。

 

こういった場合、開業医の先輩や友人に相談することもあると思うのですが、

 

最も頼りとなるのが承継した診療所の前院長です。

 

 

引継ぎ期間も終了したのに今更相談するのは申し訳ない・・・、ご迷惑では・・・等々頭を過るかもしれません。

 

 

然に非ず。

 

 

承継交渉時から前院長をメンターのように接していれば、自然と前院長も承継した新院長をメンティとして

 

意識しているケースはよくあります。

 

 

診療所の継承開業においてメンター制のような関係性を築くことが出来れば

 

理想的な継承ができるのではないでしょうか。

 

 

※メンター(Mentor)=「良き指導者、理解者」

 

※メンティ(Mentee)=「被支援者」